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久しぶりの休みが取れたので、夢洲駅にきた。ここに来ると、なんとなく心がうきうきするんだな。

地下鉄の階段を登り、地上に出ると、海の香りがする。都会の近くにありながら、ちょっと外国のリゾートの島に来たような、非現実的な感覚に身をゆだねる。

心なしか、海外からの人が多いように思う。

さてと、まずは超高層ビルを下からながめて、太陽が鏡のようなガラスに反射して天空のオブジェを美しく演出するのを、しばらく楽しむことにするか。

いつも、時間が経つのを忘れてしまうんだけど、首の後ろがだんだんこわばってきて、やっと次の行動を思い出すんだ。さてと、いよいよ行ってみるか。

超高層ビルの入り口には、奇妙な形をした彫刻がある。これをみんなは、夢洲駅の守り神と呼んでいる。

もっとも、これはどんな動物にも似ていないので、いったいご本体はなんなんだろうかと、ずっと気になっている。エレベーターに乗り込み、外の景色を途中まで見ながら、上空へ駆け登ると、展望フロアーに出る。ここから、遠く六甲山も見える。もちろん、眼下には煌めく大阪の海が見え、まるで海の上を航行する豪華客船に乗っている気分にさせてくれる。

ひとしきり外を眺めてから、おもむろに喫茶スペースに移り、スペシャルブレンドを頼む。ここで飲むコーヒーは格別だ。

上空にいるためか、空気が澄んでいるような気がする。そして、振り返って大阪の街を眺める。大阪は昔から、新しいことを時代にさきがけてやってきた街だ。今こうして、新しいビルの中から市街地を見ると、成長をやめない大都市の生きざまがみえてくるようだ。今、この場所は大阪の中で一番新しいはずだ。でも、1日たてば1日だけ古くなるはずだよね。

だけど、ここから大阪の街を見渡すと、「これからも新しくなるんだよ」という声が聞こえてくる。最近忘れていたんだけど、ここ夢洲駅へ来ると、未来へ向かって体中の細胞が蘇るようだ。

さあ、コーヒーも飲み終わったことだし、これから下のフェリー乗り場へ行こう。そして、海の上からまたこのビルを見上げてみよう。首の後ろが痛くなっても、ずっと見続けたくなるんだよね。だって、明るい未来が見えるような気がするんだもの。